メイガ類は、食品・精米・たばこの工場、倉庫などに生息し、穀物やその加工品といった食品に害を与える飛翔性昆虫です。これらの昆虫は、商品への異物混入の原因として常に上位にランクされており、ガチョンは食品業界で広く使用されています。
ノシメマダラメイガ
学名:Plodia interpunctella
成虫は、7~8mm、前翅の頭側は、淡黄色で、残り部分は茶褐色をしています。主に幼虫が、米、小麦、トウモロコシなどの穀類とその加工品、大豆などの豆類、ゴマなどの油用種子、ナッツ類、乾燥果実、ココアやチョコレートなどを加害します。 雌は一生のうち、100~400個産卵します。卵から約2ヶ月で成虫になり、10日前後生存します。年に3~5回世代交代をします。蛹になる前の終令幼虫は広範囲に分散する習性があり、 この幼虫は穿孔能力が強く、食品包材を穿孔し、内部に侵入します。
チャマダラメイガ
学名:Ephestia elutella
成虫は、6~8mm、灰褐色で翅はやや茶色をしています。主に幼虫が、穀物およびその加工食品、乾燥果実、特に貯蔵たばこを加害します。雌は一生のうち、160個程度産卵します。卵から約2ヶ月で成虫になり、10日程度生存します。年に2~3回世代を交代します。
ガイマイツヅリガ
学名:Corcyra cephalonica
成虫は、12~15mm前後で、灰白色をしています。主に幼虫が、米、小麦、トウモロコシなどの穀類やその加工食品、ゴマやナッツなどの油用種子、乾燥果実を加害します。特に、米ぬかや砕米を好みます。雌は一生のうち、100~400個産卵します。卵から約2ヶ月で成虫になり、10日前後生存します。主な分布は、熱帯~亜熱帯地方ですが、現在分布が拡大しています。
スジマダラメイガ
学名:Cadra cautella
成虫は、8~12mm、前翅は灰色で、やや不明瞭な濃い色の帯状紋があります。主に幼虫が穀物、乾燥果実、ナッツ類、豆類とその加工品を加害します。雌は一生のうち、200~300個産卵します。卵から2ヶ月で成虫になり、10日前後生存します。年に2~4回世代交代します。
スジコナマダラメイガ
学名:Ephestia kuehniella
成虫は、10~15mm、前翅は灰色で、基部から1/3ほどのところに黒いジグザグ状の帯模様があります。主に幼虫が小麦粉などの穀物とその加工品を加害します。雌は一生のうち、100~200個産卵します。卵から約2ヶ月で成虫になり、10日前後生存します。年に2~4回世代交代します。
・食品害虫として知られる5種のメイガ類が対象(対象毎にルアーが異なります)
・メイガ類の早期発見、発生源の特定、発生消長の調査などに効果を発揮
・有機JAS対応商品(有機農産物のJAS規格別表等への適合性評価済み資材)
・メイガ類の習性を徹底研究して作られたトラップ
・粉塵や鱗粉に強い粘着紙を使用
・フェロモン揮散量をコントロールすることで安定した性能を実現
・組立簡単なトラップであり、使用後の処分も容易
・コンパクト、付帯設備不要、設置場所を選ばないため、工場・倉庫・コンテナなど幅広い場面で使用が可能
①本体を開き、A部を折り目に沿って曲げ、はく離紙をはがします。
②シートからルアーを1個取り出し、粘着面に貼り付けます。
③A部をB部に差し込んでご使用ください。
①設置場所:床から1.5mの高さの平らな壁面などに設置してください。
②設置間隔:5~10m間隔で設置することをお勧めします。
トラップとルアーは1ヵ月ごとに交換してください。
本体 10個、ルアー 10個(1シート)/箱
100個/段ボール(10箱/段ボール)
種類 | 対象害虫 | 有機JAS対応※1 |
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メイガ | ノシメマダラメイガ (Plodia interpunctella) | ○ |
チャマダラメイガ (Ephestia elutella) | ||
ガイマイツヅリガ メス | ガイマイツヅリガ (Corcyra cephalonica) | ○ |
スジマダラ・スジコナマダラメイガ | スジマダラメイガ (Cadra cautella) | 申請中 |
スジコナマダラメイガ (Ephestia kuehniella) |
※1 ○:有機農産物のJAS規格別表等への適合性評価済み資材